オクヤマゴイ咽頭歯 伊賀市平田服部川 20170811_01
昨日の平田服部川にて採取した化石の紹介です。
オクヤマゴイ咽頭歯です。
古琵琶湖層群の化石を生涯研究された故奥山茂美先生が発掘された化石にはオクヤマドブガイやオクヤマゴイ等の奥山先生の名前が付けられています。
咽頭歯はそれなりに数多く採取してますが、オクヤマゴイを採取した事がありませんでした。(他人が採取しているのは何度も見ました)
コイ科魚類は口腔には歯は無く、咽頭(ノドの奥)に歯が有ります。
A2歯と呼ばれる部位の咽頭歯です。
表面に2本筋があると2条型と呼ばれ、3本、4本筋のある物を3条、4条型と呼ばれてます。
オクヤマゴイの特徴は、先ずは1本筋の1条型です。
それとA2歯としては大型です。又、色は黒色ではなく茶色が強い色目です。
側面
側面
ケースに入れて机の上に置いて眺めています。
採取目標だったオクヤマゴイを採取出来て良かったです。